■2025 レパードステークス回顧
8月10日に新潟競馬場で行われた第17回レパードステークスは、激しい雨により不良馬場での開催となった。
15頭による混戦模様の中、5番人気のドンインザムードが松山弘平騎手とのコンビで重賞初制覇を成し遂げた。
最内枠から好スタートを切り、道中3番手の好位を追走したドンインザムードは、直線で外から力強く抜け出し、内から追い込んできた12番人気ルヴァンユニベールに半馬身差をつけてゴールイン。
勝ちタイムは1分50秒5という厳しい馬場状況にも関わらず好タイムをマークした。
父アジアエクスプレスが2014年の勝ち馬であり、史上初の親子制覇という快挙も達成。
不良馬場を苦にしない走りで、世界の舞台で戦ってきた実力を改めて証明するレースとなった。
■レース展開の分析
このレースは不良馬場という厳しいコンディションが展開に大きな影響を与えた。
スタート後、ジャナドリアが逃げの手に出てハナに立ち、平均よりもやや遅い1000m通過61秒2のペースで前半を刻んだ。
2番手にヒルノハンブルク、3番手にドンインザムードが続く縦長の隊列で進み、中団にはルヴァンユニベールが控えた。
1番人気のヴィンセンシオや3番人気のロードラビリンスは中団以降に位置し、理想的なポジションを確保できずにいた。
直線に入ると先頭のジャナドリアが一杯になり、外からドンインザムードが抜け出し態勢に。
同時に内からルヴァンユニベール、ヒルノハンブルクも上がっていき、最後は3頭による激しい叩き合いとなった。
不良馬場という条件下で、前方でレースを進めた馬が有利に働く展開となり、後方からの一気の差し脚は封じられる結果となった。
■上位入線馬の評価
1着:ドンインザムード(牝3・松山 弘平騎手)
父アジアエクスプレス譲りの瞬発力を活かし、道悪での不良馬場適性を存分に発揮した。
スタート直後から無理なく好位につけ、3~4コーナーで加速ラップに持ち込んで直線で先頭に抜け出した勝負強さが光る。
過去にヒヤシンスS3着、UAEダービー3着など海外遠征で鍛え上げられた経験が、タフな展開をものともしないタフネスと安定感をもたらしている。
松山騎手とのコンビは一度も連携を乱さず、道悪のライン取りや仕掛けどころが的確だった。
2着:ルヴァンユニベール(牝3・内田 博幸騎手)
12番人気という低評価ながら、好発から無理なく中団インに収まり、3コーナーから早めに外へ持ち出して加速。
直線では内からしぶとく伸び、重量57キロをこなしたタフさが光った。
新馬戦から一度も掲示板を外さない安定感に加え、内田騎手が狭い馬場を巧みに捌いて3年ぶり重賞の好走を演出した点は見逃せない。
今後も小回りやタイトな展開での粘り込みが武器となる。
3着:ヒルノハンブルク(牡3・牡3騎手)
前走ユニコーンSで好走した脚力を継承し、道中は積極的に番手を取ってポジションを確保。
直線半ばまで先頭をうかがう勢いで粘り込み、最後はドンインザムードと併せ馬の形で鋭く伸びた。
重馬場での先行粘り込み戦法が功を奏し、芝でも勝ち上がるほどのスピードをダートで発揮できた点は高く評価できる。
次走は中京や小倉などタイトなコース形態で再び注目されるだろう。
■レース総括
この年のレパードステークスは、不良馬場という特殊な条件が大きくレース結果を左右した一戦となった。
3連単44万8110円という高配当が示すように、人気薄の馬たちが上位を占める大波乱の決着。
特に注目すべきは、好走した上位3頭すべてが米国ナスルーラ系の血統を持つ馬であったことで、血統面での共通点が不良馬場での適性に関連していた可能性が高い。
また、先行勢が圧倒的に有利な展開となり、過去の不良馬場開催(2020年)と同様の傾向を示した。
人気馬の多くが中団以降からの競馬を強いられ、この条件下では厳しい結果となった。レース全体を通じて、馬場状態への適応力とポジションの重要性を改めて認識させられる内容であり、3歳ダート路線における重要な選別レースとしての役割を十分に果たしたといえる。
■今後の展望
優勝したドンインザムードには、ジャパンダートクラシック(旧ジャパンダートダービー)への優先出走権が付与され、秋の3歳ダート王座決定戦への道筋が開かれた。
世界レベルでの実績を持つ同馬にとって、今回の勝利は国内ダート路線での本格参戦への大きな足がかりとなる。
昨年の勝ち馬ミッキーファイトがその後フェブラリーS3着、帝王賞制覇と活躍していることからも、レパードS勝ち馬の将来性は高く評価される。
上位入線馬についても、2着のルヴァンユニベールは安定した実績から秋の重賞路線での活躍が期待され、3着のヒルノハンブルクも先行力を活かした競馬で上位争いが見込める。
一方で、今回敗れた上位人気馬たちも、不良馬場という特殊条件での結果であり、通常の馬場状態であれば異なる結果が予想される。
特にヴィンセンシオのダート適性や、ロードラビリンス、ルグランヴァンの今後のローテーションが注目される。
3歳ダート路線は今後チャンピオンズCに向けて本格化していく中で、今回のレパードSの結果が大きな指針となることは間違いない。
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